HOME >  ワイナリー紹介 >  ライネリ

Raineri

ライネリ

ありのままのモンフォルテの地勢を形にする経験と実績に裏付けられた生産者。

生産者画像 生産者画像 生産者画像 地域とカンティーナの歴史

モンフォルテ・ダルバには重厚長大というステレオタイプのイメージがまことしやかに語られるが、そもそも複雑に入り組んだ丘陵を有するこの村をひとくくりで考えることで良いのかという疑念を抱く人も少なくないであろう。盛んにクリュの個性が叫ばれる昨今にあって、他の村のMGAが10〜30haの広さであるのに対して同村の10のMGAの多くは100haを超え、大きなものでは300ha近くの広さを持つこの村の場合、十把一絡げに考えるのはあまりにも無理がありすぎる。ライネリはそこに対する正しい地勢の理解とそれぞれの畑の葡萄の個性を大切に映し出し、今後のこの村の示すべき方向性を考えさせられる生産者と言えよう。
当主ジャンマッテオ・ライネリは、ランゲに生まれ育ちトリノ大の醸造過程をへてバローロの優良生産者ドメニコ・クレリコのもとで醸造家として働き今日もチーフエノロゴとしてその任にあたっている。その中で、父が所有していたファッリアーノの畑の葡萄で2004年に1000本のドリアーニを初めて醸造。2005年に創業した。2006年には義父の所有していたモンフォルテ・ダルバのペルノの畑を購入し、ネッビオーロの生産を始める。その後もモンフォルテ・ダルバ村を中心に葡萄畑を購入して着実に成長を続けている。彼らは、ピエモンテの偉大な先人の足跡として残されてきた伝統的な畑での手作業を重視しつつ、新たな技術の研鑽と研究に情熱をもって取組んでいる。

葡萄畑

開設の当初より所有していたファッリアーノのクリュ、ゾヴェットの他、バローロの生産地域ではモンフォルテ・ダルバとセラッルンガ・ダルバを中心に15か所の地所に分かれて7.5haを所有。整枝方法はすべてグイーヨ。標高は概ね350〜400mに位置する。栽培品種はネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェットの他ピノ・ネーロも栽培。白ブドウはシャルドネとアルネイズを栽培している。

醸造

2014年に念願のカンティーナをノヴェッロのパネロールに完成させた。カンティーナは見学に適したとは言えないが、醸造家である彼の研究心を感じさせるロータリーファーメンターからアンフォラまで充実した設備を誇る。また特筆すべきはバリックの使用にに際し、個々の製造社の樽材の特性を踏まえ7社の使い分けて目指すワインのスタイルを再現している。



ワイナリー住所

Localita Panerole 24, Novello CN, Italia, イタリア

Wine