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La Colombera

ラ・コロンベーラ

アレッサンドリアの地にしかできないことを具現化。
女性醸造家エリーザの放つティモラッソが注目

生産者画像 生産者画像 生産者画像 生産者画像 地域とカンティーナの歴史

ラ・コロンベーラはアレッサンドリア県トルトーナの町の郊外5kmに位置するヴォで現当主ピエルカルロ父レナートとその父ピエトロが1937年に葡萄を植えたことで始まる。1970年代に入って、これまで葡萄を農業組合に売っていた葡萄栽培業者から脱却し、自らのワイン造りを開始した。当初は個人顧客に向けての販売を行っていたが、2000年に娘のエリーザがミラノで栽培学と醸造学を修めカンティーナに加わった事で更なる変革を遂げる。

葡萄畑

現在所有する葡萄園の総面積は20ha所有し、11の区画に分けて葡萄品種を栽培。カンティーナを取り囲む様に隣接して葡萄畑が広がり、南東から南向き斜面を有する。栽培葡萄は総てこの地の伝統品種で基幹となるのは、ティモラッソといえよう。赤はバルベーラをはじめ、芳醇なクロアティーナとドルチェットの亜種で、もはや3軒しか栽培していない疎粒種の貴重な葡萄ニビオを栽培している。土壌は中程度の重さの粘土質で、植生はha辺り4800本で整枝方法はグィーヨを用いている。最も古い時代に植えられたものは祖父の代のバルベーラで樹齢は60年を越える古木も多数所有している。

醸造

基本的なカンティーナの姿勢としてより品種の個性と可能性、土壌からくるミネラリティを優先したワイン造りを目指すため過剰な技術投下を嫌う。品種個性を踏まえた選択を行いクリオ・マセレーション、低温管理された醗酵温度とマセレーションの長さがワイン造りでは印象に残る。殊にティモラッソでは瓶詰め後、長い熟成を経てリリースされる。熟成による変化を如実に再現するにはこれが最善の方法だとエリーザは語る。

ワイン

白ワインは日本未輸入のコルテーゼのブリッコ・バルトロメオ、注目の品種ティモラッソからベーシックラインのデルトーナと最良区画から生み出されるイル・モンティーノの計3種類。赤ワインは24haから70,000本のワインを産み出している。バルベーラのベーシック・レンジのヴェージァ・ランパーナと日本未輸入の古木を使った樽熟成のエリーザを、クロアティーナ100%で造った濃厚なアルケと稀少な葡萄ニビオからスチアイアの8種を造っている。

ワイナリー住所

Azienda Agricola Piercarlo Semino Strada Comunale Vho, 7 - Tortona (Alessandria)

Wine